エコノハサーチ

ヤフー・ジャパンは３日、インターネット上で個人が二酸化炭素（ＣＯ２）の排出量取引ができる新サービス「Ｙａｈｏｏ！カーボンオフセット」を始めた。国内のポータル（玄関）サイトでは初という。

ネット上で水力発電や風力発電など途上国のＣＯ２削減プロジェクトを紹介。利用者はプロジェクトを選んで仲介業者を通じて排出枠を買い取り、支払われたお金はそのプロジェクトに使われる仕組み。買い取り額はプロジェクトごとに違うが、自動車を保有していない人の１カ月分のＣＯ２排出量１２１キログラムに相当する取引価格として４２０円を算出し、これを基準にすることにした。

買い取り単位は１カ月分、３カ月分、６カ月分、１２カ月分の４種類で、自分がＣＯ２をどれだけ相殺（オフセット）し、環境に貢献できたかが一目で分かる。ヤフーは「地球温暖化防止に向けた取り組みに気軽に参加してもらいたい」としている。【前川雅俊】

毎日新聞　2008年7月4日　東京朝刊