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メガソーラー:九電工、産廃跡地に 来月着工、11月から発電−−上峰 /佐賀

2014/04/24

ニュース

 上峰町堤の産廃業者の施設跡地に、九電工の大規模太陽光発電所(メガソーラー)が建設される。5月に着工し、11月から発電する予定。1990年代末には廃棄物の焼却による環境悪化が問題になるなどいわく付きの土地で、環境への負荷が少ない施設に落ち着き、地域住民もほっとしていた。

 土地は産廃業者の撤退後、町が買い取って企業誘致を模索していたが、これまで遊休地のままだった。しかし東日本大震災に伴う原発事故によって太陽光発電が見直され、メガソーラーに適した土地として九電工に20年契約で賃貸することが決まった。

 同社によると、敷地面積は約1万1000平方メートル。出力250ワットのパネルを4032枚設置し、出力1008キロワットの発電所とする。一般家庭約300世帯分で、全て九州電力に販売するという。

 22日に現地であった安全祈願祭で、同社の大嶋知行・佐賀支店長は「(県内8カ所で太陽光発電をしている)実績を生かしていきたい」とあいさつ。武広勇平町長は「町の中でも日の当たらない場所に太陽光が来てくれた。これからもクリーンエネルギーを支援していきたい」と述べた。

 地元・船石地区の川原裕文区長は「産廃施設からはばい煙が流れてきて人命に関わる問題だった。その後、どんな企業が来るか心配していたが、メガソーラーで安心した」と話した。

出典:毎日新聞

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