ポリ容器漂着:一部に強酸性の液体 県が確認、触れないよう呼び掛け /鹿児島
2008/04/11
ニュース
九州など各地の海岸にポリ容器が多数漂着している問題で、県は10日、一部容器の液体を分析した結果、一部に強酸性の液体を確認した。塩酸とみられるという。強酸性の液体にふれると、やけどや失明のおそれがあるとし、ポリ容器を発見しても触れないよう呼びかけている。
廃棄物・リサイクル対策課によると、3月末現在、県内での漂着ポリ容器は、東シナ海沿岸と離島など25市町村で1154個を確認。検査は114個の液体を分析し、酸性が47個、うち29個はペーハー値が2以下の強酸性だった。19個が塩酸、17個は酢酸とみられるという。一方、鉛など重金属は、いずれの液体も水質汚濁防止法の基準値以下だった。