ボーリングで完了判定/豊島産廃の汚染土壌処理
2012/12/03
ニュース
豊島産廃処理事業で、産廃直下汚染土壌の処理対策などを協議する専門家会議が1日、香川県高松市内で開かれた。香川県は汚染土壌を調べる「掘削完了判定」を実施している一部エリアの2区画で、想定より深い位置で汚染が確認されていると説明。作業の安全面を確保できないことから、ボーリングで採取した土壌で掘削完了判定することを提案し、了承された。
掘削完了判定では、産廃直下土壌を1層(0・5メートル)ずつ掘って汚染の有無を確認しており、11月29日までに約4600トンの汚染土壌を掘削。現在は残り2区画で完了判定基準を満たしておらず、うち1区画では海抜マイナス2・6メートルに達した。
県は残り2区画について、作業の安全性が確保できないことや、今後の処理スケジュールへの影響を考慮し、ボーリング調査で採取した土壌で掘削完了判定を行い、汚染状況を確認することにした。
出典:四国新聞社