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ベトナム、電子機器廃棄が急増 政府、集積所奨励も利用未知数

2015/01/29

ニュース

ベトナムは家電製品の普及などにともなって廃棄される電子機器が急増し、環境への影響などを懸念する声が上がっている。今年からは製造・輸入業者による回収が始まったものの、消費者が利用するかは未知数のうえ、国内処理場の能力不足も指摘されており、課題は山積している。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。

 1980年代後半に市場経済を導入したベトナムは、以降の経済成長により家電製品の普及が進む。統計総局によると、2004~10年の家電製品の世帯普及率は洗濯機が183%、冷蔵庫が139%と急増したほか、エアコン、テレビもそれぞれ32%、23%と順調に伸びている。また、市場経済システム導入以降に本格的に登場したパソコンも、10年には世帯当たり保有台数が0.17台となった。

 家電製品の普及とともに旧型製品の廃棄量も増加しているが、消費者のリサイクル・分別意識が薄いため、一般廃棄物と同様に投棄する例が後を絶たないという。また、現在では国内15カ所にある専用処理場は平均で年間6万1000~11万3000トンの処理が必要とされるが、高コストや関係機関の支援不足が要因で実際の処理量は同9000~1万1000トンにとどまる。

引用:SankeiBiz

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