エコノハサーチ

国際的にホテルチェーンを展開するヒルトンが、廃棄される石けんをリサイクルし、支援が必要な施設などに寄付するプログラムを大幅に拡大している。これまでにも、クリーン・ザ・ワールドなどの団体と提携し石けんの回収を行っていた。参加ホテル数は、ヒルトンのホテルポートフォリオ全体で1,370軒となっており、既に業界最大手となっている。

同プログラムは、使いかけの石けんやアメニティ用品を回収し、新しい石けんに再生後、世界各地の貧困地域のホームシェルターや医療施設などで配布するというもの。ヒルトン傘下のホテルはこれまで、100万ポンド以上の使いかけ石けんを回収し、400万個以上の新しい石けんに再生している。このことで、570ｔ以上の廃棄物量削減に成功している。

また、手洗いの重要性を訴える啓蒙活動も行っている。貧困地域などでは、衛星面に起因する病気で毎年200万人近くの子どもが亡くなっているといい、手洗いによって罹患率を減らしたいとしている。