バイオ燃料プラント:起工式、市長ら安全祈願--北秋田 /秋田
2009/01/14
ニュース
独立行政法人・森林総合研究所(鈴木和夫理事長)などが建設する木質バイオエタノール製造実証プラント施設の起工式が13日、建設地の北秋田市坊沢であった。間伐材や製材工場から出る端材などの森林資源を活用してガソリン代替燃料のバイオエタノールを製造し、5カ年にわたり技術実証や施設改良を行う。
起工式には岸部陞市長や同研究所の亀井俊水理事など約40人が出席。くわ入れをして工事の安全を祈願した。亀井理事は「実証プラントの建設は初めて。研究所の力量と研究成果が問われるのでがんばりたい」とあいさつした。
プラントは市クリーン・リサイクルセンター内に建設され、初年度は約7億2500万円で実証試験用の製造タンクやパイプなどを建設したり研究費などに充てられる。
事業は同研究所が主体で県立大や東大、早稲田大が加わり秋田杉の残材、間伐材などを原料にしたパルプ中のセルロースなど化学成分を発酵させてエタノールを取り出す。当面は年間125キロリットルを生産する予定だ。
出典:毎日新聞