バイオディーゼル:廃油で給食配送 伊丹市教委「リサイクルPR」 /兵庫
2008/12/09
ニュース
伊丹市教委の学校給食センター(同市鴻池3)が今月から、揚げ物などの調理で出る廃油を原料にした「バイオディーゼル燃料」を給食配送トラックに使い始めた。阪神間で初の取り組みで、同センターは「子どもたちにリサイクルの大切さを教えるきっかけにしたい」と話している。
同センターは市内の全17小学校と1養護学校で出す給食1万3500食をまとめて調理。9台のトラックで各校に配送している。このうち2台の燃料として、一般の軽油の代わりにバイオディーゼル燃料を使い始めた。
年に約4700リットル出る廃油を、市の環境クリーンセンター(同市岩屋2)にあるプラントで加工。ほぼ同量のバイオディーゼル燃料ができる。走行性や燃費は軽油と変わらないという。
給食センターは「献立表の裏面を使って保護者の方々にもアピールし、廃油が集まることも期待している」と話している。
出典:毎日新聞