ネクスコ課長逮捕 受注便宜及び無許可での産廃処理黙認
2015/07/21
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廃棄物処分業務の随意契約で便宜を図り、その見返りに業者から現金を受け取ったとして西日本高速道路(ネクスコ西日本)の関西支社大阪高速道路事務所の総務課長、平野浩治容疑者(54)が逮捕された。同容疑者は、2013年9月から11月に、同事務所が随意契約で発注した廃棄物処分業務で、近畿施設サービス(大阪府箕面市)が受注できるよう便宜をはかり、見返りに同社社長の室屋伯容疑者から現金約30万円を受け取った疑いが持たれている。
また、近畿施設サービスは、産業廃棄物処理に関する許可を大阪府から得ずに、受注していた疑いも持たれているという。廃棄物処理法で、無許可業者への業務委託を禁じており、ネクスト側も黙認していたのであれば、同法に抵触するおそれがある。
ネクスコ西日本をめぐっては6月、関西支社元調査役の玉置智一容疑者(52)=17日に同罪で起訴=が別の契約の収賄容疑で、逮捕されている。