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テレビ不法投棄過去最多ブラウン管433台/富山

2010/06/10

ニュース

 地デジ移行で急増か

 県は9日の県議会6月定例会で、県内でブラウン管テレビの不法投棄が昨年度、433台(速報値)と、過去最多に上ったことを報告した。

 2011年7月のテレビ放送の地上波デジタル完全移行を前に、アナログのテレビが投棄された可能性があるという。持ち主の特定は難しく、県は対策に苦慮している。

 県環境政策課によると、01年の家電リサイクル法施行で、消費者の費用負担によるリサイクルが義務化されて以降、対象となるテレビの不法投棄は年間300台前後で推移していたが、昨年度に急増した。

 県は、テレビの買い替え時とみられる引っ越し時期や、ボーナス支給時期に合わせてパトロール強化を検討している。ただ、人通りが少ない山あいなどで不法投棄されるため、摘発が難しく、「テレビ所有者のモラルに期待するしかない」(同課)のが現状だ。

 家電リサイクル法によると、ブラウン管テレビのリサイクル費用は2000~3000円程度。一方、不法投棄により、廃棄物処理法違反罪に問われた場合、5年以下の懲役、1000万円以下の罰金となる。

 同課は「投棄者が特定されれば、厳正に対処する」としている。

出典:読売新聞

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