ダイオキシン:高松ごみ処理施設から基準値2.7倍 周辺の影響なし /香川
2013/10/03
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高松市は2日、ごみ処理施設「西部クリーンセンター」(高松市川部町)にある焼却炉の2号炉から今年8月、国排出基準(1立方メートル当たり1ナノグラム)の2・7倍のダイオキシン類を検出したと発表した。ただ、市内3カ所で12年度に測定した大気中のダイオキシン類濃度平均値に今回の濃度を加えても環境基準値を下回ることから、市は周辺地域への影響はないとしている。
市は、有害ガスの除去装置が損傷したほか、ダイオキシンを吸収する活性炭が供給不足になったためと推測しており、設備を補修するなどの対応を取る。
同センターの焼却炉は9月以降、定期補修工事のため運転を停止していた。2号炉は10月下旬に試運転して、11月上旬にダイオキシン類を測定し、異常がなければ12月中旬から本格的な運転を再開する。
出典:毎日新聞