タケエイ、富士車輌を子会社化-リサイクル技術を海外展開
2014/05/26
ニュース
タケエイは環境装置や特殊車両製造を手がける富士車輌(滋賀県守山市)を6月20日までに完全子会社化する。自己株式を除く全株式を取得した場合の費用は15億6550万円の見込み。富士車輌の持つ経営資源を活用し、リサイクル技術の開発や環境事業の海外展開を進める。一般廃棄物の公共サービス事業にも参入する。
当初は議決権所有割合72・6%分の株式を取得。子会社化によりリサイクル品の付加価値を高める設備機械の技術開発に取り組む。中国や東南アジアでは日本と同じ基準、品質での廃棄物処理・再資源化事業を展開する。
富士車輌は廃棄物関連設備を扱う環境装置・環境プラント事業と、バルクローリー車などの車両事業を中心に事業を推進。プラント設備の開発製造とリサイクルコンサルティングの融合をテーマに据えていた。
出典:日刊工業新聞