セメント大手各社 廃棄物を活用した工場燃料の取組強化
2016/12/28
ニュース
麻生セメントや三菱マテリアル、トクヤマなどのセメントの大手各社が、廃棄物を活用した工場燃料を使用する取り組みが広がっている。化石燃料の石炭や重油の代わりに、廃プラスチックや廃油などを使用した燃料を活用し、二酸化炭素の排出を抑え、燃料コストの削減を図っている。
麻生セメントの福岡県の工場では、現在、セメント製造燃料の3割が廃棄物だが、2020年には5割にしたいとしている。欧州には8割を占める工場もあるという。
三菱マテリアルでは、廃棄物燃料の使用は全社で16%だが、埼玉県の工場では、3割を占めており、ゆくゆくは全社で3割を目指す考えだ。