コープ九州事業連合 リサイクル事業開始
2017/05/26
ニュース
コープ九州事業連合は、福岡、佐賀、大分、熊本の4県の生協組合員宅から回収する資源物を一括してリサイクルする施設「コープ九州鳥栖エコセンター」を開設した。場所は、佐賀県鳥栖市の「鳥栖冷凍流通センター」の敷地内。同センターでの作業は障害者の自立支援に取り組む「株式会社ハートコープさが」が担当する。
リサイクルの流れとしては、組合員宅への商品配達時に、牛乳パックや卵のパック、カタログや商品の袋などを回収、「鳥栖冷凍流通センター」のトラックが各生協支所に配達した帰りに、それらの回収物をエコセンターへ運ぶという。リサイクル専用の車を使用しないことでCO₂排出量の削減にも繋げる。運ばれたカタログなどの紙類は、圧縮加工し、容積を約5分の1にし、製紙会社に売却する。その後、生協のトイレットペーパー(コアノンロール)に再生される。紙以外の卵のパックなどは、リサイクル業者に売却する。
カタログなどの紙資源の年間処理量は約7300tを予定しており、初年度の資源物売却額は1億3,000万円、純利益6,000万円を見込んでいるという。