コカ・コーラ、コーヒーかすを使い捨てカイロに再生利用
2008/06/09
ニュース
コカ・コーラシステムは2008年6月5日、コーヒー飲料の製造時に出るコーヒーかすを、使い捨てカイロの活性炭に再生利用する、と発表した。同社工場廃棄物の約80%を占めるコーヒーかす、茶かすを有効活用する取り組みの第1弾で、清涼飲料業界では初の試みという。
同社の多摩工場、埼玉工場、茨城工場の3工場から出たコーヒーかすを使い、活性炭製造事業者のリバーライト環境研究所(本社:埼玉県日高市)が活性炭を製造する。製造した活性炭はカイロメーカーに提供し、原材料として活用される。
これによって、従来の主な再利用方法である堆肥製造に比べ、約50%のCO2排出削減が可能という。コーヒーかすを再利用したカイロは、2008年夏から販売の予定。また、同社はコーヒーかすを排水処理のろ過フィルターに利用することも検討する。