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エフピコ、透明容器の再生を全国展開・4県に専用拠点

2008/05/15

ニュース

簡易食品容器製造最大手のエフピコは、使用済み透明容器の回収・再生事業を全国展開する。今秋にも広島、兵庫、岐阜、茨城の4県内に専用のリサイクル工場を新設し、来春にも原料に戻す設備を稼働する。再生原料にするトレーの対象を白い発泡スチロール製から透明なポリスチレン製などに広げて、地球環境への負荷を抑える取り組みを強化する。

本社を置く広島県福山市のほか、兵庫県西宮市、岐阜県輪之内町、茨城県坂東市にリサイクル拠点を建設する。土地は物流倉庫や現在稼働する発泡容器リサイクル工場の隣接地を活用する。

回収した透明容器を仕分けて選別する機械を9月までに4カ所に計7ライン設ける。1ライン当たりの投資は約5000万円。その後、米粒大ほどの再生原料ペレットにするための粉砕機や成形機などを導入する。「稼働3年後には月間1000トンは回収再生したい」(環境対策室)という。

回収する透明容器はポリプロピレン、塩化ビニールなど6種類の素材。このうちポリスチレン(OPS)とポリエチレンテレフタレート(PET)を再生原料に使う。OPSとPETの2種で透明容器市場の約8割を占めるとみられ、採算に合うと判断した。

エフピコは現在、発泡トレーを対象としたリサイクル事業を確立している。全国7000カ所の量販店などから回収した年間6500トンの使用済み発泡トレーを原料に戻している。この再生原料を使い製造する再生トレーはエフピコの製品売上高全体の2割を占める。

最近は原油高騰による原料高の影響もあり、再生トレーのコスト競争力は再生原料を使わない容器に比べ向上しているもよう。エフピコは透明容器への展開を急ぎ、収益基盤を整える。

出典:日経速報ニュース

燃え殻から土木資材を製造し販売する大栄環境株式会社

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