エアコンリサイクル、パナソニックが2割値下げ 回収の銅など価格上昇で
2011/01/25
ニュース
パナソニックは24日、家庭用ルームエアコンのリサイクル料金を4月1日から2割引き下げると発表した。エアコンから回収する銅などの資源価格が上昇しているのを受けた措置。家電リサイクル法に基づいた料金改定で、他のエアコンメーカーも追随する見通しだ。
エアコン1台当たりのリサイクル料金を現行の2625円から2100円に値下げする。パナソニックはエアコンの熱交換器に使う銅などを回収し、再利用したりしている。
銅地金の国際価格は2010年12月に約2年ぶりに最高値を更新するなど歴史的な高値圏にあるため、スクラップの売却や再利用で原材料の調達費が抑えられる分を還元する。
家電リサイクル法はルームエアコンと冷蔵庫、テレビ、洗濯機を対象に使用済み製品の再利用をメーカーに義務付けている。01年4月の施行から、資源価格の高騰を受けて07年と08年に各社がリサイクル料金を一律で引き下げた経緯がある。今回の値下げでも、他メーカーも追随するとみられる。
出典:日本経済新聞