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　金属リサイクルのアサヒプリテックは二十三日、韓国でリサイクル事業を拡大すると発表した。ソウル市近郊に処理工場を数年以内に建設する。現地の電子部品産業や歯科診療所などから発生するスクラップ類から有用金属を回収し、再生する。

　工場の稼働時期や規模は未定だが、投資額は日本円で数億円規模になるもよう。再生する金属は金が主力となる予定。同社としては中国、マレーシアに次いで海外三拠点目となる。同社は韓国の電子部品メーカーから端材や余剰金属を集め、日本に送って再生してきた。現地に加工拠点を設け、採算性を高める。

　また二〇一一年度を最終とする第五次中期経営計画を同時発表。四月一日から純粋持ち株会社アサヒホールディングスの傘下に、金属リサイクルのアサヒプリテックと廃棄物処理のジャパンウェイストを置く体制に移行する。一一年度に連結売上高一千億円、連結営業利益七十億円を目指す。

出典：日経産業新聞

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