ばいじん:基準超す水銀含むばいじん埋め立て--糸魚川市 /新潟
2009/02/17
ニュース
糸魚川市は、市のごみ処理施設「清掃センター」(同市須沢)で、薬剤処理後のばいじんから基準値を超える水銀が検出されたと発表した。06年5月から基準値を超える検査結果が出ていたが、ばいじんは昨年末まで同市大野の一般廃棄物最終処分場に埋め立てていた。市は「処分場の放流水や地下水は基準を超えていない。今後は処分場の水質監視を強化する」と説明している。
同センターは02年に稼働。炉から出るばいじんは薬剤で重金属などが溶出しないように処理して埋め立てている。昨年11月、県の検査があり、薬剤処理後のばいじんから基準値の約4倍の「水銀またはその化合物」が検出。1月に県の改善指導を受け、市はばいじんの埋め立てをやめた。年4回の市の検査でも06年5月以降、基準値を超える結果が出ていたが、気付かずに埋め立てを続けていたという。
市は水銀を含むごみの増加や、ばいじんを処理する薬剤の不足などが原因とみている。
出典:毎日新聞