ごみ焼却場問題:ガス代負担問題 諫早市議会、特別委設置見送る /長崎
2008/03/31
ニュース
諫早市の広域ごみ処理施設「県央県南クリーンセンター」のガス代負担問題を巡り、諫早市議会の議会運営委員会(10人)は26日、施設を調査する特別委員会の設置の是非を協議した。その結果、「施設を運営する組合にも議会があり、市議会では設置しない」との意見が多数を占め、設置を見送った。
諫早や島原半島の3市のごみを焼却するこの施設は、使用されるガス代が当初予想の数倍にふくらみ、数億円の損害となる見通し。26日の諫早市議会最終本会議では、地方自治法100条に基づく、百条委員会の設置を不採択。議員発議で施設の効率的な管理運営を求める決議をしただけにとどまった。
雲仙、島原市議会では特別委の発足が決まっており、議場にいた諫早市内の男性は「施設の所在地の諫早で特別委を設置しないとは。議員に問題意識はあるのだろうか」と話していた。