ごみ減量、目標達成へ
2009/07/09
ニュース
八戸市は、昨年度の市民1人あたりの一日のごみ排出量が1004グラムだったと公表した。2009年度までに「1000グラム以下にする」とした06年の「循環型都市宣言」の目標数値までわずかと迫り、目標達成の見通しが立った。
市のホームページで八戸市環境政策課が公表した。同課によると、家庭と事業所から排出されるごみの総量を人口で割った市民1人あたりの一日の排出量は、06年度が1128グラムだったのに対し、07年度は1096グラム、08年度はさらに減少して1004グラムとなり、同課は「減少幅をみると、今年度は1000グラム以下になるのは確実」とした。
同市内の排出量は、00年度は全国平均よりも154グラム多い1339グラム。しかし、01年度に始まった家庭ごみのゴミ袋の有料化で減量意識が広まり、05年度には全国平均をわずか21グラム上回る1152グラムまで改善した。市はさらに減量を推進しようと、06年7月、「循環型都市宣言」を定め、具体的な目標を設定していた。
また、08年度からは、事業所で排出される段ボールやコピー用紙など11種類の紙を資源ゴミに指定し、リサイクルを進めたことも減量を後押しした。
同課では「レジ袋の有料化も始まり市民のごみへの意識も変わってきている。これからも、市民にごみ減量を訴えていきたい」としている。
出典:読売新聞