ごみ排出量:県民1人当たり、全国最少 分別徹底、リサイクル率向上図る−−11年度 /熊本
2013/08/19
ニュース
県は、県民1人が1日に出すごみの量が2011年度は全国で最も少なかったと発表した。1人当たりの排出量は831グラムで前年比0・6%減少。総排出量も0・6%減り55万6801トンだった。3年連続でトップだった沖縄県を抜き、全国1位になるのは初めて。
県廃棄物対策課によると総排出量は69万7260トンを記録した1999年度以降減少傾向が続き、1人当たりの1日の排出量もピーク時の1023グラムから2割近く減った。
ごみ袋の有料化や、生ごみ処理機の購入補助など、市町村の取り組みが要因に挙げられるという。
市町村別でみると、1人当たりの1日の排出量が最も少なかったのは水上村の388グラム。最も多かったのは嘉島町の1213グラムだった。リサイクル率は産山村が58・7%と最も高く、最下位は嘉島町の9・3%だった。大型店舗から出る事業系ごみが関係しているとみられる。
一方、リサイクル率は全国23位の19・3%(前年比0・9ポイント増)にとどまった。同課では「分別を徹底してもらい、リサイクル率向上を目指したい」と話している。
出典:毎日新聞