ごみ急増に悲鳴、焼却工場ダウン間近 仙台市
2011/03/28
ニュース
東日本大震災以降、仙台市のごみの量が急増している。家庭からの燃えるごみは焼却能力の1・5倍を超え、限界間近。これとは別に震災に伴う大型ごみも大量に出ており、市の担当者は「今後は桁違いのごみが予想される。国レベルで対応を検討してほしい」と訴えている。
市は11日の震災後、15日から一般ごみ収集を再開。最近は1日平均約1500トンと通常の2倍近くに増え、一番多かった日は1800トンに達した。震災で主要な焼却工場の一つがダウンし、市環境局は「このままでは持たない」と、一度に出すごみの量を減らすよう市民に呼び掛けている。
震災ごみも大量に出ており、市が15日から仮置き場にした公園や野球場は早くも満杯状態。津波被害を受けた宮城野区の公園は限界に達して一時閉鎖する事態となった。旧式の冷蔵庫やテレビ、古タイヤなど震災以外のごみも目立ち、市は対応に苦慮している。
出典:産経ニュース