ごみ屋敷解 決条例制定へ 京都市
2013/10/02
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大量のごみをため込み、近隣に迷惑をかける「ごみ屋敷」の問題を解決するため、京都市は立ち入り調査や指導などを可能とする条例の制定に乗り出す。1日の市議会代表質問で、門川大作市長が答弁した。
ごみ屋敷は悪臭だけでなく、ゴキブリやネズミの発生の原因となり、周辺の住環境を悪化させるが、住民が「ごみではない」などと主張すると、市が介入しにくい現状がある。市によると、少なくとも市内に20軒程度あるとみられるという。
市は、ごみ屋敷の実態把握を進めた上で、周辺からの苦情が相次ぐなど限度を超える場合の立ち入り調査や指導を可能とする規定を、条例に盛り込むことを検討する。制定時期は未定。
ごみ屋敷への立ち入り調査や強制撤去を可能にする条例は、東京都足立区や荒川区などで制定されている。
出典:読売新聞