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ごみ収集過積載隠す 人材センター 指定外に仮置き 豊後大野

2011/01/17

ニュース

 豊後大野市のごみの収集業務を請け負う豊肥地域シルバー人材センター(関谷明運理事長)が、市清掃センターにごみを運ぶ途中、過積載を隠すために一部を観光施設の駐車場などに仮置きしていたことがわかった。

 指定場所以外でのごみの積み替え・保管は廃棄物処理法で禁止されており、市は同法に抵触する可能性があるとして、対応を検討している。

 センターは市が合併する前の2002年度からごみの収集運搬、分別を受託。市の車両6台を使って60歳代の会員20人が作業に従事している。

 市などによると、昨年12月20日、「途中でごみを下ろしている」との市民からの情報を受け、シルバー人材センターが調査した。その結果、収集に従事する3人1組のうち1人が、下ろしたごみを見張り、戻ってきた収集車に再び積んで運んでいたことが分かった。

 会員への聞き取りでは、昨年7~12月に同市三重町内などで7回、仮置きをしたことを認め、13人が関与していたという。

 センターは昨年1~3月に過積載が165回、確認されたため、積載量を超えて運搬した会員は「1か月間、作業に従事できない」との規約をつくっていた。

 センターは「仮置きが違法行為とは知らなかった。厳しく受け止め、内部処分を検討したい」と話している。

 一方、市は「二度と起こさないよう、市職員をシルバー人材センターに配置するなどの対策を検討したい」としている。

出典:読売新聞

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