ごみ収集穴に転落死 岐阜の処理施設、重機ごと市職員/岐阜
2010/11/17
ニュース
15日午後3時15分ごろ、岐阜市芥見の同市のごみ処理施設「市東部クリーンセンター」で、同施設に勤務する市職員の浅野秀夫さん(54)=岐阜市加野=が、運転する重機ごと可燃粗大ごみ収集用の穴(深さ9・5メートル)に転落した。
約2時間後に消防に救助されたが、胸を強く打っており、搬送先の病院で死亡が確認された。
岐阜中署によると、浅野さんは、収拾された樹木をショベルローダーで穴に落とす作業中に、重機ごと約8メートル下のゴミの上に逆さまになった状態で落下。穴の前には車止め(高さ約30センチ)があったが、何らかの原因で乗り越えたとみられる。
岐阜市環境事業部によると、浅野さんは、同センターが稼働した1998年4月からこの業務に従事するベテラン職員。
片桐猛部長は「作業を熟知していたはず。なぜ車止めを乗り越えたのか分からない」と話した。
細江茂光市長は「非常に残念。心より哀悼の意を表します」とのコメントを出した。
出典:中日新聞