いろは坂に不法投棄 キャタピラなど大量に散乱
2010/04/26
ニュース
日光市の国道120号・第2いろは坂(上り)に、重機のキャタピラなどが大量に投棄されているのが23日までに見つかった。
見つけたのは、いろは坂で清掃活動していた地元の住民たち。春の行楽シーズンを控え、観光客を出迎えようと、ボランティアで清掃を続ける地元の気持ちを踏みにじるような悪質な行為に怒りの声も上がっている。
キャタピラなどが見つかったのは21日。地元の中宮祠自治会などが、ゴールデンウイーク前に毎年行っている清掃活動中、第2~5カーブにかかる山に斜面2カ所でゴム製とみられるキャタピラが大量に散乱しているのを見つけた。
住民から連絡を受けた同市は現地調査を進める方針。日光署も不法投棄事件として捜査を始めた。
同自治会によると、現場近くでは数年前にも不法投棄が問題化した経緯があり、「監視カメラを付けるなど抜本的な対策が必要では」と同自治会の小島喜美男会長。
また別の住民は「観光客に気持ちよく訪れてもらおうと、もう20年以上清掃活動を続けている。そんな地元の気持ちが踏みにじられたようだ」と怒りをあらわにした。
出典:下野新聞