【ANA】特別塗装機の「グリーンジェット」きょうから運航|サステナビリティーをテーマに
2022/10/06
ニュース
環境技術でニコン・東レと協業
サステナビリティー(持続可能性)をテーマにした全日本空輸の特別塗装機「ANA Green JET」が5日から運航を始める。
特別塗装は、ニコンと共同開発した「リブレット加工」のフィルム。空気抵抗を低減するため、胴体などの一部に「サメ肌」のように表面に深さ10マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の溝を施しているのが特徴。燃費改善効果が期待できる。
航空機用の特殊なフィルムのほか、植物由来の原料を用いた東レの「人工皮革」を座席のヘッドレストカバーに使用するなど、企業との環境技術の協業に力を入れ、環境に対する前向きなイメージを訴求する狙いもある。
ANAグループは2050年までにCO2排出量を実質ゼロ(ネットゼロ)にする目標を掲げており、持続可能な航空燃料(SAF)の大規模な導入などを目指している。今回の取り組みは、ネットゼロの目標達成にも貢献する。