【国内最大級】プラスチックリサイクル工場が本格稼働|国内初の選別技術を導入
2022/10/12
ニュース
豊田通商は、ヴェオリア・ジャパン、小島産業と合同出資し、国内最大級の使用済みプラスチック再生工場「プラニック」の稼働をはじめたと発表した。
「プラニック」は静岡県御前崎市に位置しており、自動車や家電由来の廃プラを回収予定。国内初の選別技術を導入し、従来は難しかった黒色のプラスチックの再利用も可能にした。脱炭素の需要が高まる自動車関連向けを中心に利用を想定する。
これまで、自動車由来のミックスプラスチックは、材質ごとの選別が困難なことからマテリアルリサイクル(再資源化)されず、焼却処分(熱回収)されてきた。しかし「プラニック」の最新技術により、自動車部品などの原材料に使用する高品質な再生プラスチックの生産が可能となるため、自動車部品由来のミックスプラスチックを原料とした「Car to Carリサイクル」が実現する見込み。
年間約4万トンの廃プラスチックを受け入れ、約3.2万トンのリサイクル原料の生産を目標としていく。