「認識不足」と知事謝罪 県立2病院の医療産廃違法処理問題 奈良
2008/03/24
ニュース
県立三室病院(三郷町)と同五條病院(五條市)で汚泥などの産業廃棄物を一般ごみとして違法処理していた問題で、荒井正吾知事は21日、定例記者会見で「認識不足だった。申し訳なかった」と謝罪。今後、民間病院など県立病院以外についても調査を検討する考えを明らかにした。
今回の問題について、荒井知事は「三室病院と五條病院の認識不足だったと聞いている」とし、「流出したものは取り返しがつかないが、申し訳なかったと思っている」と述べた。
違法処理した汚泥の量については「30キロ詰めの袋で、三室病院が年5袋程度、五條病院で年3袋程度」と説明。両病院とも、一般ごみとして処分している現在の方法を改め、今後は産業廃棄物として処分するとした。
さらに、民間病院などについては「指導権限の問題もあるが、調べる方法を検討したい」と述べた。