「穴開け排出」順守を スプレー缶火災で収集車全損 市民に緊急呼び掛け 市原市
2013/09/16
ニュース
市原市で5日、走行中のごみ収集車内でスプレー缶類に残ったガスの爆発によるとみられる火災が発生し、収集車1台(新車で約700万円相当)が全損となる被害が出ていたことが分かった。事故当時は市街地を走行中で、大事故につながる恐れもあった。同市はスプレー缶類の使用が増える季節を前に、“穴開け排出”の順守を市民へ呼び掛けている。
5日午前9時50分ごろ、家庭から出た「燃やさないごみ」(不燃ごみ)を収集・運搬中のごみ収集車から煙が出ているのを、乗務する作業員が発見。
市街地を走行中だったため、家や通行人のない公園へ車を避難させた。消火を試みたが、火災で開口部が開かず119番通報。駆け付けたレスキュー隊が車両側面を切断し、ようやく消し止めた。
幸い作業員は無事だったが収集車は全損。新規購入費は約700万円に上る見込み。収集ごみの中のスプレー缶類に残っていたガスが漏れ、引火したとみられる。同様事故は過去にも例はあるが、収集車が全損となったのはこれが初めて。
出典:千葉日報