「徳島市が埋めた」と認定 廃棄物撤去命令
2010/12/10
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徳島市が30年以上前に使っていた廃棄物処分場の隣の土地に廃棄物を埋めたかどうかが争われた訴訟の控訴審判決で、高松高裁は9日、1審徳島地裁判決を変更し、土地を所有する不動産会社が負担した撤去費など3616万円の支払いと、残っている廃棄物の撤去を市に命じた。
1審判決は「市以外が埋めた可能性も否定できない」としたが、杉本正樹裁判長は「廃棄物の埋め立てを計画したことや、盛り土用に土砂を購入したことが認められる。埋めたのは市以外にあり得ない」と判断した。
判決によると、徳島県勝浦町の不動産会社が平成17年に土地を購入して掘削した際、ごみ収集用のポリ袋などの廃棄物が出てきた。
同社が18年、市に撤去費など約6千万円の支払いを求め提訴していた。
出典:産経ニュース