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「廃棄物、県内に」項目追加県発注工事で検討明野の収支改善へ/山梨

2010/03/05

ニュース

 約35億円の最終赤字が見込まれている北杜市明野町浅尾の管理型廃棄物最終処分場「県環境整備センター」(明野処分場)の搬入量を増やして収支改善につなげるため、県は、県発注の大型工事の入札で、受注業者の選定要件に、「工事で出た廃棄物を県内の処分場に搬入する」という項目を新たに加える検討を始めた。

 明野処分場の収支改善策として、県は今月1日から民間の処分場と比べて高いと指摘されていた受け入れ料金を引き下げた。更に対策を打ち出し、「廃棄物の搬入量増、赤字減」に努める狙いがある。

 県が業者選定の要件の追加を検討している入札は、発注額3000万円以上の建設や解体などの大型工事の入札で原則導入している「総合評価方式」。

 県技術管理課によると、総合評価方式は、業者の選定の際に、価格に加え、「技術」「施工実績」「社会貢献や地域貢献」などの評価項目を設定。各項目の内容に応じて加点し、業者からヒアリングするなどして最終的に受注業者を決定する。08年度は284件で実施した。

 県は、新たに「廃棄物の処分先は県内の処分場を優先利用する」などの評価項目を加えることを検討している。県内の処分場に搬入する意向を示した業者はその分、評価点が増えるため、落札が有利になる仕組みだ。

 横内知事は先月25日の県議会2月定例会の代表質問で、明野処分場の利用促進に向け、「公共工事の活用の検討などをしていく」と答弁していた。

 県によると、明野処分場への搬入が見込める廃棄物としては、建物の解体時に出るアスベスト(石綿)や、リサイクルができないがれきなどがあるという。

出典:読売新聞

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