「安全性を示して」 住民グループ訴え 御坊の産廃施設建設 和歌山
2013/05/18
ニュース
御坊市塩屋町森岡地区に計画されている産業廃棄物処理施設について、県が3月に建設許可を出したことを受け、計画に反対する住民グループ「森岡産廃の中止を求める塩屋の会」は17日、同市の担当者らと環境保全協定の締結などについて協議した。
同会は、産業廃棄物からの浸出水を防ぐため設置する遮水シートが漏水する危険性や、施設建設予定地の直近に市の給食センターがあることなどを指摘し、県や業者などに設計図の開示や住民説明会の開催などを求めてきた。
今回は、市と廃棄物処理業「大栄環境」(大阪府和泉市)との間で締結予定の環境保全協定について、市環境衛生課と協議。今月末に正式な話し合いの場を持ち、搬入する廃棄物の点検や立ち入り調査などを求める予定という。同会の塩谷真一代表は「住民の不安は広がっている。安全性をきちんと示してほしい」と話した。
出典:産経ニュース