「イープラン」鶏ふんなどの廃棄物を高圧・電解処理で堆肥にリサイクル
2017/12/28
ニュース
株式会社イープランは、鶏ふんやカキ殻などの廃棄物を高圧・電解処理して堆肥にする装置「EXプラント」を開発した。
廃棄物を投入し、摂氏230℃以下、27気圧以下の高温高圧水蒸気と反応させ、加水分解する。その際の生成物は、もとの廃棄物がアミノ酸を多く含む農水畜産物の場合、堆肥や液肥として、炭素を多く含むプラスチックなどの場合は高カロリー燃料として使用する。
初年度、100台販売することを目標とする。容量は5タイプあり、標準のサイズのもので1台1億2000万円。処理時間は1回、約1時間で、ランニングコストは約4000円。
鶏ふんの年間排出量は約1260万tで、一般的に乾燥させて肥料にすると悪臭がある上に、高額な処理代がかかる場合がある。同装置なら、完全分解することで臭いもなく病原菌も死滅させることができるという。