09年度の廃家電回収45%増、エコポイント需要が寄与
2010/06/02
環境省
環境省と経済産業省は1日、家電リサイクル法に基づく2009年度の使用済み家電製品4品目の回収台数が前年度比45.8%増の1879万台と過去最高を更新したと発表した。
省エネルギー家電の購入を促すエコポイント制度が09年5月より始まり、ブラウン管テレビを消費電力の低い製品に買い替える需要が大きく伸びたのが原因。
回収対象となるのはテレビとエアコン、洗濯機、冷蔵庫の4品目。最も増加したブラウン管テレビは前年度比で92.3%増の1032万台だった。今年度から液晶・プラズマテレビも対象に加わり、回収台数は22万台だった。
ほかの品目ではエアコンは9.5%増の215万台、冷蔵庫は9.5%増の301万台、洗濯機は9.4%増の309万台だった。
使用済み家電で部品などがどれだけリサイクルされたかを示す再商品化率は、エアコンが最も高く88%だった。最も低いのは液晶・プラズマテレビの74%だが、法定基準は大きく上回った。
出典:日本経済新聞