障害者施設に管理委託 上松にリサイクルセンター開設
2010/04/14
環境省
上松町は12日、同町小川の障害者就労支援施設「こまくさワークセンター」隣に、町民が資源ごみを持ち込む「リサイクルセンター」を開設した。こまくさワークセンターに管理してもらうことで、リサイクル推進だけでなく障害者支援も目指す。
4月に木曽郡のごみ処理施設が統合され、同町では無料だった缶類の処分が有料化された。これを受け、町としてリサイクルに力を入れようと開設した。ワークセンターが2007年の開所当初から古紙などの回収をしてきた実績も評価し、管理を委ねた。
リサイクルセンターは空いていた町有地を活用。約67万円かけてプレハブ物置3棟と、容量800リットルの容器4つを置いた。24時間開放し、町民なら誰でも古紙、段ボール、ペットボトル、発泡スチロール、びん、蛍光管、アルミ缶を持ち込むことができる。
ワークセンターを利用する障害者たちがリサイクルセンターの状況を確認。例えば古紙がたまれば、近くの保管場所に移したりする。古紙やアルミ缶などの回収による収益は、これまで通り障害者の賃金になる。
町と同施設は「管理する障害者が悲しまないよう、分別徹底など、適切な利用をしてほしい」と呼び掛けている。
出典:信州 Live on