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破損バットをリサイクル箸に 売れ行き好調 /長野

2009/03/03

環境省

◇12球団のマスコットも張り付け--売上金の一部はアオダモの保護育成に寄付

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やプロ野球のペナントレース開幕を直前に控え松本市中央の生活雑貨店「知新堂」(横沢敏社長)で、破損したバットをリサイクルした箸(はし)「かっとばし」の売れ行きが好調だ。セ・パ両リーグ12球団のマスコットが張り付けられ、チームカラーに染められている。

 知新堂によると、日本球界では年間約20万本の木製バットが消費され、焼却処分が一般的という。材料になるアオダモは成長するのに約70年かかるが、植林されておらず、輸入に頼らざるを得ないのが現状だ。

 「かっとばし」は、箸の生産で有名な福井県小浜市製。使い終わった木製バットを「かっとばし」にリサイクルし、売上金の一部をアオダモの森の保護育成のために寄付される。WBCや春のセンバツ高校野球を控え、横沢社長は「『かっとばし』で野球人気が少しでも盛り上がり、アオダモの木が育つよう購入してもらえたらうれしい」と話している。

出典:毎日新聞

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