県内ごみ量3年連続減 09年度1人1日、初の1キロ未満/岐阜
2011/03/08
環境省
2009(平成21)年度に県内で排出されたごみの総量は08年度比3万2000トン減(4.1%減)の73万6000トンで、比較可能な1998年度以降で最少となったことが7日、県集計で分かった。県民1人1日当たりの排出量は22グラム減の991グラムで、初めて1キロを下回った。
総排出量は3年連続の減。07年度から5年間でごみの5%減量を目指す現廃棄物処理計画の11年度目標76万7000トンを、2年前倒しで達成した。県廃棄物対策課は「景気低迷で企業の生産活動が落ち込み、人口減少で家庭からの排出も減ったのが要因」と分析している。
総排出量のうち企業などから出る産業廃棄物以外の事業系ごみは08年度比9000トン減(4.5%減)の19万4000トンで、初めて20万トンを割り込んだ。家庭から出る生活系ごみは2万3000トン減(4.0%減)の54万2000トン。
市町村別で1人1日当たりの排出量が最も少ないのは加茂郡東白川村の443グラム。次いで同白川町599グラム、同七宗町と同八百津町の各612グラムなど。多いのは羽島郡岐南町1195グラム、大垣市1181グラム、土岐市1173グラムなどで、計10市町で1キロを超えた。
全国の1人1日当たりの排出量は994グラム。環境省によると47都道府県のうち岐阜は多い方から19番目。30府県で1キロを下回った。
県はごみ減量のため、09年6月までに県内全市町村でレジ袋の有料化協定を締結。09年度は同協定に基づいてスーパーなど815店舗で取り組まれた。
出典:岐阜新聞web