産業廃棄物と環境を考える全国大会:循環型社会へ連携 500人参加/富山
2010/11/19
環境省
地球温暖化など環境問題の解決へ地域が連携して循環型社会を作ろうと、「第9回産業廃棄物と環境を考える全国大会」が17日、富山市大手町の富山国際会議場で開かれた。
全国産業廃棄物連合会(東京)などが毎年全国持ち回りで開催。県内では初めてで、環境省など行政担当者、事業者ら計約500人が参加した。
大会では北村喜宣・上智大大学院教授が「改正廃棄物処理法の目指すもの」と題して基調講演。今年の同法改正で処理業者は広域展開しやすくなる一方、競争が激化すると予測し「適切な情報提供を通じて排出業者のアドバイザー的存在になるべきだ」とアドバイスした。
続いて足立晃一・環境省制度企画室長や橘正則・県産業廃棄物協会長ら4人が「循環型社会と改正廃棄物処理法への期待」についてパネル討論。
堀武司・県生活環境文化部次長は、今年10月から県内5市で始めた「富山型使用済み小型家電のリサイクル」について、不燃ゴミとして埋め立てていた小型家電を拠点回収することで、金属回収などのメリットが得られると話した。
出典:毎日新聞社