産廃 再生利用率が過去最高 環境省まとめ
2010/01/19
環境省
環境省がまとめた2007年度の産業廃棄物の総排出量は、前年度比100万トン増の4億1900万トンで、うち52.2%の2億1881万トンが資源として再生利用された。
再生利用率は過去最高で、同省は「リサイクル関連法などが浸透し、循環型社会への転換が進みつつある」としている。
再生利用されなかった廃棄物を焼却や脱水などで減量した分は1億8047万トン。この結果、最終処分場に埋め立てられた量は166万トン減の2014万トンで過去最少だった。
種類別では、建設工事などで発生する汚泥が全体の44.2%で最も多く、次いで動物の糞尿(ふんにょう)20.9%、がれき類14.5%の順。汚泥の87%が減量化され、糞尿の96%が堆肥(たいひ)に、がれき類は95%が路盤材などに再生された。
出典:Business i