環境考える体験学習で児童が廃食油キャンドルづくりに挑戦/横浜
2010/10/29
環境省
環境問題に関心を高めてもらおうと、横浜市旭区の市立川井小学校で27日、廃食油からキャンドルを作る体験学習が行われた。6年生約70人が参加。身近な不用品が色鮮やかに生まれ変わる様子に、子どもたちの歓声が上がった。
産業廃棄物38件処理業のグローバルテクノス(同区)が手掛ける廃食油をバイオ燃料にリサイクルする実験を、同校が新聞報道で知ったのがきっかけ。
依頼を受けた同社の梅沢隆之社長が「環境への取り組みの輪を広げたい」と快諾。県産業廃棄物38件協会青年部や、県トラック協会の有志などの協力で実現した。
子どもたちはまず、ホテルの朝食で使われたジャムの瓶をビーズやスパンコールで飾り付け、キャンドルの入れ物として再利用。凝固剤を混ぜて熱した廃食油をクレヨンの残りかすを使って着色し、瓶に流し込んだ。
たこ糸の芯を入れて冷えて固まった後、さらに違う色の廃食油を入れて完成。赤と緑など思い思いのカラフルなキャンドルが出来上がった。参加した倉持美穂さん(12)は「廃食油からキャンドルができることに驚いた。まだ使える物は捨てずに大切に使っていきたい」と話した。
出典:カナロコ