欠格要件見直しで「連鎖なし」も――環境省検討会が案まとめ
2009/04/30
環境省
環境省が設置した「欠格要件の在り方検討会」の検討結果がこのほどまとまった。
廃棄物処理法の欠格要件見直しの中で、最も焦点となっていた役員兼務による「許可取り消しの無限連鎖」の問題は、1次連鎖までで止めることを法律で明確化するとともに、1次連鎖も廃棄物処理法上の悪質性が重大な場合のみに限定すべきだとした。
これが実現すれば、廃棄物処理法の軽微な違反や他法令による取り消しでは連鎖が起こらないことになる。
また、欠格となった役員を排除して体制を整備すれば5年を待たずに再び許可申請できる見込みで、欠格要件の問題点は大きく改善されることになる。
出典:環境新聞