札幌市:新ルール、廃棄ごみ3割減量 「資源」回収は倍増 /北海道
2010/04/09
環境省
札幌市は、家庭ごみの有料化など、ごみ収集の新ルールが始まった昨年7月以降、廃棄ごみが3分の2程度に減り、再利用できる資源ごみの回収が2倍以上に増えたと発表した。
市環境局は「市民の皆さんがきちんと協力してくれ、分別も今まで以上にやるようになったことで資源量が増えているのだろう。この傾向を続けて減量を確実なものにしていきたい」と話している。
同市の家庭ごみ収集は、昨年7月から▽燃やせるごみ(有料)▽燃やせないごみ(同)▽びん・缶・ペットボトル▽雑がみ--など9種類に細分化された。市によると、新ルール開始から今年2月まで8カ月間の廃棄ごみ(燃やせるごみ、燃やせないごみ)量は、全体で前年同期比37%の1551トン。可燃ごみが34%、不燃ごみは66%減った。
一方、「瓶・缶・ペットボトル」は15%増の2万1922トン、「容器包装プラスチック」は30%増の1万9071トンが集まり、「枝・葉・草」と「雑がみ」を合わせた資源物の収集量は2倍以上の7万6328トンになった。
有料のごみを指定袋に入れずに捨てるなどの不適正排出は、新ルールが始まった7月は8・8%だったが、今年2月は4・6%と減少傾向にある。
出典:毎日新聞社