有害廃棄物等の輸出5万4,204トンに増加 平成20年年の有害廃棄物輸出入状況
2009/05/30
環境省
環境省と経済産業省は、平成20年1月から12月までの「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律(バーゼル法)」の施行状況をとりまとめ、平成20年5月28日付けで発表した。
バーゼル法は1992年5月に発効した「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」に基づいた国内法で、特定有害廃棄物等の輸出入の許可、運搬、処分の規制に関する措置などを定めている。
バーゼル法に規定する手続を経て、実際に輸出された特定有害廃棄物等は535件で、総量は54,204トン(前年:48,788トン)で、品目は、鉛スクラップ(鉛蓄電池)、ハンダのくず、鉛灰、ニッケルスラッジ等であり、いずれも金属回収を目的とするものだった。
一方、実際に輸入された特定有害廃棄物等は111件で、総量は3,514トン(前年:6,123トン)で、品目は、銀スラッジ、電子部品スクラップ、基板くず、銅スラッジ、ニカド電池スクラップ等であり、金属回収など再生利用を目的とするものだった。【環境省】【経済産業省】
出典:EICネット