携帯電話の回収システムを議論 希少金属のリサイクルで
2010/07/28
環境省
環境、経済産業両省の有識者研究会は27日、家庭から排出される使用済み携帯電話など小型廃家電に含まれるレアメタル(希少金属)のリサイクルについて、採算を確保するには一定量の廃家電を安定的に回収する仕組みが必要との中間報告をまとめた。
研究会は今後、回収を促す仕組みや法制度の在り方について検討し、年度内に結論を出す方針。
研究会は、携帯電話やゲーム機、デジタルカメラ、カーナビ、ビデオカメラなど9品目を回収し、金などの貴金属に加え希少金属を取り出す場合にどのぐらいのコストがかかるかを推計。
その結果、廃家電の回収量が少ないと費用が収益を上回り採算が悪くなるなどの傾向が分かった。
中間報告は今後の課題として廃家電の回収率を高める方策や、希少金属を取り出す技術の向上などが必要と指摘。業者や自治体など関係者の取り組みを国が支援するよう求めている。
出典:47NEWS