携帯電話、リサイクルに出せば特典 経産省のモデル事業
2009/07/07
環境省
経済産業省は6日、家電量販店などとともに、携帯電話を店頭に持ち込むと次の買い物に使えるポイントなどを提供するモデル事業を始めた。「都市鉱山」とも呼ばれる携帯電話のリサイクル率を向上させる狙い。10月まで回収が進むかどうかを検証する。
携帯電話には、金や銀のほか、パラジウムなど希少金属(レアメタル)が多く使われ、含有率は天然鉱石よりも高いものもある。しかし通常は携帯電話をリサイクルに出しても、消費者側にメリットはない。リサイクル率は十数%に過ぎない。
今回の事業は、国の呼びかけでヤマダ電機の5店舗(LABI渋谷店など)、ブックオフの3店舗(中古劇場横浜瀬谷南台店など)、ショッピングセンター(場所は未定)など16カ所が参加。使用済み携帯を店頭に持ち込めば、ヤマダ電機は、次の買い物に使える100~200ポイントを、ブックオフは100円分の商品券を提供する。ポイントの財源は各企業が負担する。
出典:asahi.com