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排出量は過去最低を更新 08年のダイオキシン類

2009/12/01

環境省

 環境省は30日、2008年に廃棄物焼却施設などから排出されたダイオキシン類の総量は215~223グラムと推定されると発表した。推計を始めた1997年以来、過去最低を更新した。ダイオキシン類対策特別措置法で定めた10年の排出削減目標を既に前倒しで達成している。

 環境省は「廃棄物焼却施設や、製鋼用電気炉、鉄鋼業焼結施設など産業分野で排出量を減らす対策が進んだことが主因」と説明している。

 分野別の排出量は、産業廃棄物や一般廃棄物の焼却施設など廃棄物処理分野が132~137グラム。産業分野が80グラム、このほかたばこの煙や自動車排ガスなどに含まれている量が3・6~6・3グラムと推定した。

 一方、国や地方自治体が08年度に実施したダイオキシン類の環境調査結果によると、環境基準を超えたのは河川の水で28地点、川底の泥で6地点だった。大気と地下水、土壌の濃度はいずれも環境基準内だった。

出典:47NEWS

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