循環型社会を 鳴門の夢プランネット、農園オープン /徳島
2009/05/11
環境省
◇枝豆・トマト・ナスなど植え付け
街づくりや環境活動に取り組む鳴門市民の団体「みのりあるなると夢プランネットワーク」が10日、市内に生ごみ堆肥(たいひ)を使った農園「生ごみNO園」をオープンした。野菜栽培を楽しみながらごみの減量化につなげ、循環型社会の意義を学ぶ。
市の仲介で農家から同市撫養町南浜の休耕地(835平方メートル)を無償で借り受けた。堆肥がなじむよう、湿気の多かった土壌に市内の廃田から客土し、畝を造成。生ごみは各家庭から持ち寄り、発酵作用がある「ぼかし」を加え堆肥化する。
この日は、会員や鳴門市第一中の生徒らが生ごみ堆肥を土に混ぜ込んだ後、枝豆やトマト、ナスなどを植え付けた。今後は隔週土曜、会員が現地に集まって作業。7月には収穫祭を予定している。
同ネットの会員でもある吉田忠志市長は、開園式で「大勢の善意が集まった市民参加型農園。五穀豊穣(ほうじょう)を祈念します」とあいさつ。学習会開催など準備を進めてきた代表の川村俊子さん(50)は「第1号農園に続き、2号、3号と増やしていけたら」と話していた。
出典:毎日新聞