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循環型社会へリサイクル製品に県認定マーク/神奈川県

2010/05/18

環境省

 神奈川県は廃棄物を使ったリサイクル製品を県が認定する「かながわリサイクル製品認定制度」を創設し、認定製品の第1回募集の受付を6月1日から始める。

 同制度は「原料の一部または全部が主に県内で発生した循環資源」などの条件を満たした製品に、認定マークと番号を表示できる仕組み。早ければ年内には、認定マーク付きの製品が出回る。

 公募で選ばれた認定マークは、神奈川の「か」の文字を使い、地球や資源の循環を表現した。対象は、廃材から製造した肥料や、廃ペットボトルを再製品化した衣類といったリサイクル製品。

 認定要件に適合するかどうかは、外部有識者による審査会の意見を聞いて決める。マークの表示で製品に信用力を付加し、リサイクルを促進するのが狙い。循環型社会の実現と、リサイクル産業の育成を目指す。

 県資源循環課は「来年の環境イベントなどで、認定製品を紹介する機会を設けたい。県民調査でニーズを把握し、売れる製品を事業者に提案することも今後、考える」としている。

 こうした認定制度では、環境保全に役立つと認められた商品に付ける日本環境協会のエコマークが知られる。しかし、県の事前調査で確認された県内のリサイクル製品38社64製品のうち、エコマーク認定商品は11社34製品にとどまった。

 エコマークの場合、認定審査料や売り上げに応じた使用料がかかるため、県では資金力の弱い中小企業にはハードルが高いとみて、県独自の認定マーク制度を導入。

 審査や使用の費用を無料とし、中小の事業者が申請しやすくした。行政機関が認定製品を積極的に使う方法も検討する。

 申請受付期間は6月1~30日。申請や相談は県資源循環課へ。認定の可否は10月をめどに発表する。

出典:産経ニュース

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